コードブルー3・8話ネタバレ!緋山が感染!?

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ここではコードブルー3・8話ネタバレについて紹介しています。

 

コードブルー3の8話が9月4日に放送されます。

 

緋山がエボラに感染した可能性が…。

 

果たして緋山は無事なのでしょうか?

 

ここでは、8話の内容をネタバレで紹介したいと思います。

 

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コードブルー3・8話キャスト

 

藍沢耕作: 山下智久
白石恵: 新垣結衣
緋山美帆子: 戸田恵梨香
冴島はるか: 比嘉愛未
藤川一男: 浅利陽介

名取楓馬: 有岡大貴(Hey! Say! JUMP)
灰谷俊平: 成田凌
横峯あかり: 新木優子
雪村双葉: 馬場ふみか

緒方博嗣: 丸山智己
町田響子: 伊藤ゆみ
広田扶美:下垣真香
天野奏:田鍋梨々花

内川蓮生
向衣琴
市川貴之
天田暦

新海広紀: 安藤政信

橘啓輔: 椎名桔平

 

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コードブルー3・8話あらすじ

藍沢耕作(山下智久)は天野奏(田鍋梨々花)のリハビリの様子を離れて見ていたがおはじきを裏返すことさえなかなかできない奏に声もかけられない。

 

その日、灰谷俊平(成田凌)が駅のホームから転落し負傷して以来はじめて救命の職場に復帰した。

灰谷の事故は睡眠薬の効き過ぎでホームから落ちたという説明になっていたが、白石恵(新垣結衣)らは灰谷が自殺しようとしていたのではないかと疑っていた。

そんな空気を灰谷に悟られまいと普段通りでいようとするのだが、白石や藤川一男(浅利陽介)もぎこちなくなってしまう。

 

そんな時、成田空港到着ロビーで男性が倒れたとドクターヘリ要請が入る。

緋山美帆子(戸田恵梨香)、名取颯馬(有岡大貴)、雪村双葉(馬場ふみか)が現場に向かうと、男性はショック状態でエコノミー症候群が疑われるとのこと。

名取がラインを取ろうと患者の腕に針を刺すとその刺激で患者が覚醒、突然暴れて腕を振り払った。

そのせいで、名取は一度患者の体に入った針を緋山の指に刺してしまう。

初療室に運び込むとその患者、堀内豪(天田暦)は吐血。

エコノミー症候群ではなく何か別の要因があると考え橘啓輔(椎名桔平)は急遽スタッフたちにゴーグル、ガウン、マスクなどを着用するよう指示を出す。

感染症研究センターにも連絡し堀内の検体を採取して送ることに。

緋山は処置を続けるが顔色を失っていく。

名取も気にしないではいられない。

 

密かに緋山は藍沢に、名取のことには触れずに患者のラインを取る際あやまって針が指に刺さったと告げ、自身の血液サンプルも感染症研究センターに送って欲しいと依頼する。

そこへ堀内がICUで亡くなったと冴島はるか(比嘉愛未)が告げに来た。

堀内はジャーナリストで西アフリカ各国を回っており、自然保護団体の取材のため動物との接触もあったという…。

 

コードブルー3・8話ネタバレ・オープニング

白石「えっ?出てくの?」
緋山「うん。まあ、もともと仕方なくここに置いてもらってただけじゃん」
白石「そうだけど。部屋見つかったの?」
緋山「ちょっと古いけどね。」
緋山「まあ病院に近いし、まあいいかなと思って」
白石「ふ〜ん」
緋山「何?その顔。寂しいの?」
白石「出てってくれてせいせいするよ」
緋山「フフ」
白石「それより早くして」
緋山「何で今日そんな急いでんのよ?」
白石「今日灰谷先生来るから」
緋山「ああ今日からか。ねえ、あれさ、やっぱりマジで自殺しようとしてたんじゃないの?」
白石「灰谷先生は落ちただけだって」
緋山「睡眠薬効き過ぎてふらついただけ?で、駅のホームから落ちた。いやいやいやいやいや…」
白石「ねえ、そういう空気本人の前で出さないでよ」
緋山「じゃあ、どういう空気?あんた今日さ、まず何て言ってやんのよ?」
白石「それは普通に「おはよ〜!」って」

ナースステーション。

灰谷「おはようございます!ご迷惑お掛けしてすいませんでした」
白石「ううん全然…」
緋山「どこが普通なの」
灰谷「今日からまた頑張りますのでよろしくお願いします!」
藤川「あ〜…、おう」
灰谷「おはようございます!よろしくお願いします!」
藤川「なあ、あれヤバいよね?」
冴島「余計なこと言わない」
灰谷「よろしく」
名取「おう」
灰谷「けさ外来に来た男の子がいるので診てきます」
緋山「そのバンド中につけるやつだから」
灰谷「はい!」
藤川「おっ元気いいね!」
冴島「だから余計なこと言わない!」
藤川「はい!」

診察室。

灰谷「おかしい」
慎一の母「えっ何かあるんですか?」
灰谷「何もない」
慎一の母「ちょっと脅かさないでくださいよ。仮病なんですから」
慎一「違うよ。ホントに痛いんだよ」
慎一の母「先生、この子、何かっちゃあ、おなか痛いって学校ずる休みしようとするんですよ。だいたい何で胸打っておなかが痛いのよ」
慎一「両方痛いんだよ」
灰谷「ごめんねもう一回見せて」
冴島「胸開けますね」
灰谷「慎一君鉄棒から落ちて胸を打ったのは昨日の午後だったよね?」
慎一「家に帰ってから急に痛くなって…痛っ!
灰谷「やっぱりここも痛いんだよね。次はエコー検査もしましょう」
慎一の母「いや、先生もういいですよ。ホントすいませんでした。ほらどこも悪くないって」
灰谷「ちょっと待ってください。ちょ…ちょっと待っててくださいね」

藍沢に相談する灰谷。

灰谷「藍沢先生、藍沢先生」
藍沢「何だ?」
灰谷「左側胸部を打った男の子なんですけど腹部の軽い圧痛が気になって…」
藍沢「画像とデータは見たのか?」
灰谷「何も異常ありませんでした。すいません…。でも痛がってて…」
藍沢「ベッドの空きはあるのか?」
灰谷「えっはい」
藍沢「なら、一日病院で様子見ればいい」
灰谷「はい」

診察室に戻る灰谷。

灰谷「お母さん」
慎一の母「はい」
灰谷「入院しましょう」
慎一の母「入院!?」

リハビリ室で奏がリハビリをしている。

奏「先生?私の手術のとき途中で助けに行った患者さん、今どうしてるの?」
藍沢「退院した。仕事に復帰してる」
奏「何やってる人?」
藍沢「患者の個人的な情報は教えられない」
奏「そう。私の仕事はねピアニスト。ピアノはね、この手で触れるといつもたくさんの音をくれた。びっくりするぐらいの興奮とかどうしようもない悲しみとか。

奏「でも、もうそんな音は聞こえない。鍵盤を押しても聞こえてくるのはただの音」

奏「できた」

ドクターヘリ要請。

男性「成田南消防からドクターヘリ要請です」
成田空港の到着ロビーで40代男性が倒れたそうです。
救急隊員「ショック状態です。エコノミークラス症候群が疑われます」
警備員「こちらです」
緋山「翔北救命センターの緋山です。聞こえますか?」
名取「ラインとります」
緋山「エコノミークラス症候群で鼻血?」
救急隊員「すいません、患者さんの所持品なんですが…」
雪村「じゃあこのビニール袋に入れてもらえますか?」
救急隊員「はい」

名取の針が緋山に。

名取「今これ…」
緋山「いいから早くラインとり直して」

初寮室。

雪村「堀内豪さん45歳。血圧70の55。鼻出血あります」

藤川「吐血したぞ。吸引。下血もあるわ。鼻出血に消化管出血…出血傾向あるな…」
橘「ちょっと変だな」
藤川「これエコノミークラス症候群なんかじゃないぞ」
橘「みんないったん離れよう」
冴島「柵上げて」
雪村「はい」
橘「マスクしてないやつはマスクして。あとゴーグル。
念のためにプレコーションしっかりやっとこう」
橘「この患者はどこから帰ってきた?空港に問い合わせてくれ」
冴島「はい」
橘「検体採取して。保健所と感染症研究センターに連絡。誰も血液体液接触してないな?
バイタル安定したらICUで様子見よう」

白石「フェンタは時間3ミリで大丈夫よ。えっ川添さんの薬?」
藤川「なあ?さっきの患者気持ち悪いよな。何かすっげえ怖い感染症とかだったらどうする?」
緋山「やめて。食事がまずくなる」
白石「そうそれで合ってる。もういいかな?ハァ…、灰谷先生もう電話5回目だよ」
藤川「何あいつ、今度は出した薬確認しまくってんの?朝は何でもない子供入院させたんだろ?なあ、藍沢?」
藍沢「ああ」
白石「ちょっと心配し過ぎよね。言ってあげた方がいいと思う?」
藤川「何て?「それ強迫神経症だよ」って?」
白石「ちゃかさないで。本人は必死なんだから」
緋山「相変わらずおせっかいだね」
白石「えっ?」
緋山「あんたがここでぐちゃぐちゃ言ったところで灰谷の問題が解決するとは思えないんだけど」
藤川「おいおい、どうした?」
緋山「立ち直るも直らないも本人次第でしょ?あんたが心配したって無駄」
白石「だって…違うけどもしホントに死のうとしてたとしたらどうするの?」
緋山「どうもしない。あんなんで死ぬとか言ってんだったら弱過ぎ」
藤川「もうその辺にしとこうよ」
白石「私たち指導医でしょ?もう少し関わってあげようとか思えない?緋山先生は自分のことしか興味ないの?」
緋山「そうかもね」
白石「ちょっと…」
緋山「じゃあ関わって解決してやりなさいよ、スタッフリーダーさん。責任者は大変だね」

緋山のナレーション
医者はたいてい友達がいない。会えるのは患者か医療関係者だけ。

白石「緋山先生いくら何でも冷た過ぎない?」
藍沢「俺は緋山と同感だ」
白石「はい!?お前が騒いでも何も解決しない」

緋山のナレーション
そもそも友達って必要?
毎日が過酷過ぎて自分のことで精いっぱい。
誰かと時間を過ごす余裕なんかない。

藍沢「そうですか。では移送に関しては保健所の指示に従います」
白石「これも出しといて」
藍沢「誰のサンプルだ?」
緋山「私の。ラインとるとき針が指に刺さった」
藍沢「分かった」
冴島「失礼します。今ICUで今朝吐血した堀内さんが亡くなりました。ジャーナリストで西アフリカの各国を回っています。自然保護団体の取材をしていて動物との接触もあったようです」
緋山「エボラとか?はは…」

オープニング

 

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コードブルー3・8話ネタバレ・緋山が隔離される

白石「お願いします。検査急いでもらうように頼んだ。あしたのお昼には結果が出る。症状が出てなければ人に感染させることはないから自宅待機でいいってことだけど、ここで我慢してね」
緋山「心配しなくていいよ。あんたの家に帰ったりしないから。感染症かもしれない同居人が家にいたら嫌だもんね」
白石「何で今そういうこと言うの?」
緋山「怖っ。あ〜ちゃんとしたベッドで寝るの久しぶり。ずっとソファだとさすがにきついわ」
白石「じゃあどうぞごゆっくり。冴島さんあとよろしく」
冴島「はい」

廊下。

雪村「名取先生ですよね?緋山先生に針刺したの」
名取「何だ見てたの」
雪村「やっぱり…」
名取「えっ言わせた?うわ〜雪村さんって怖いね」
雪村「心痛まないんですか?
名取「何で?あの患者が感染症にかかっていたのは俺のせいじゃない。こんなの普通ならただの針刺しのインシデント報告で済む話だ。それで済む話だったんだ…」

HCU。

慎一「ねえ先生も学校行きたくない日ってたまになかった?」
灰谷「えっ…。あ〜、結構あったよ」
慎一「やっぱり!先生は僕と同じ人種ってすぐ分かったんだ」
灰谷「人種?」
慎一「空気読むのが苦手で休み時間一人でいるような人種」
灰谷「ああ…どうでもいい本読んでさみしくないふりとかしてたな」
慎一「えっ僕そこまでじゃないけど」
灰谷「あっ」
慎一「フフフ。信じてくれてありがとう」
灰谷「ちょっと待ってて」

藍沢のところへ。

灰谷「藍沢先生」
藍沢「腹痛の原因は分かったのか?」
灰谷「いえ…」
藍沢「じゃあやっぱり仮病か」
灰谷「慎一君は頭のいい子です。胸を打っておなかが痛いなんて、そんな辻褄の合わないこと言ってわざわざ疑われるようなことしないと思うんです」
藍沢「でも何もない」
灰谷「やっぱり入院させる必要なかったんですかね」
藍沢「検査は何か発見ができる場合にだけ意味があるんじゃない。何もないと証明できれば患者は安心して家に帰れる。気になったら答えが出るまでやれ」
灰谷「はい」

スタッフステーション。

緒方「あっすいません」
横峯「はい」
緒方「あの…緋山先生は?」
横峯「えっ?」
緒方「仕事の後に会う約束してたんだけど来ないから」
横峯「えっ…あっああ!今日体調悪いとかで早めに帰りました」
緒方「そうなの?だったらそう連絡しろよな。ひっでえな。ってあんたに言ってもしょうがないか」
横峯「あっじゃあ私から伝えておきますね。失礼します」
緒方「いやいや、いいっていいって!伝えなくていいって!」
広田「灰谷先生何度も同じ確認されても困ります。こっちはちゃんとやってますから」
灰谷「すいません…」
白石「どうかした?」
灰谷「あっ…」
白石「ごめんなさいこっちで話す。ありがとう。朝から何度も確認してる?あなたのオーダーは合ってる。大丈夫よ」
灰谷「でも…。もう自分のせいで人が死ぬのは嫌なんです。すいません、HCU見てきます」
白石「灰谷先生。ホントにうっかり落ちたんだよね?駅のホームから」
灰谷「あのとき一瞬思っちゃったんです。この一歩を踏み出せば楽になれるかなって」

エレベーター前。

緒方「ったく…」
名取「緒方さん」
緒方「おう、名取先生」
名取「緋山先生今B8の病室にいます」
緒方「えっ?入院してんの?」
名取「いえ隔離されてるんです。俺のせいで」

ボードを見ながらため息をつく橘。

橘「ハァ…まあ考えてもしょうがないか。悪い白石帰りに見に行ってやってくれ」
白石「あっ…はい」
橘「どうした?」
白石「いや、昼にちょっと…」
橘「何?ケンカでもしたか?」
白石「フェローの指導のことで結構言われちゃって」
橘「灰谷のことか。お前たちも相変わらず熱いね」
白石「でも緋山先生の言うとおりなのかもしれないなってこういうとき思います。緋山先生や藍沢先生の方が私なんかよりリーダーに向いてるんじゃないかって。二人は決断力があるし頼りがいもある」
橘「俺も正直そう思ったよ」
白石「えっ?」
橘「ここだけの話な俺も迷った。お前たちの誰にスタッフリーダーを任せるか。迷って緋山に相談した。そしたらなあいつが言うんだよ。「白石以外にいないじゃないですか」って。「私や藍沢はタフというよりは自分勝手なだけだ」「決断力があるように見えるのは人のことを考えずに自分のことだけを考えるからだ」って。「自分のことを後回しにしてスタッフたちの悩みや苦労に耳を傾けられる」「白石みたいな人間がリーダーにはふさわしいんだ」って。あいつがさ、強硬にお前のことを推したんだ」

涙ぐむ白石。

B8の前。
白石、中に入らず立ち去る。

 

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コードブルー3・8話ネタバレ・緒方が緋山を励ます

 

エボラについてネットで調べる緋山。

(ノック)

緋山「はい」
緒方「これってやっぱり入っちゃ駄目なの?
緋山「緒方さん?…あっ」
緒方「「あっ」じゃないよ。ずっと待ってたよ。こっちは立ってんのもまあまあしんどいんだぞ」
緋山「ごめん…。ちょっと緊急事態で…」
緒方「エボラとかそんなの日本であんの?」
緋山「私もそう思った。笑うよね。致死率80%とか聞いてもぴんとこない」
緒方「・・・」
緋山「ちょっとそこで黙んないでよ」
緒方「あっ悪い。参ったな。いや参るのは俺じゃないな」
緋山「そうだよ」
緒方「名取先生自分が緋山先生に針刺しちゃったって言ってたけど」
緋山「あいつ余計なことを…。まあ、でも緒方さんに話せたんだったら、それはそれでよかったか。どうせ思い詰めてんだろうし」

ドアを開けて入ってくる緒方。

緒方「こんなときぐらい自分の心配しろよ!」
緋山「バカなの?聞いてた?致死率80%なんだよ?死にたいわけ?」
緒方「まあ…それもありかなって思っちゃってさ」
緋山「はっ?」
緒方「緋山先生と一緒ならそれもありかなって」

扉を締める緋山。

防護服を着る手伝いをする。

緒方「サンキュー。どうせ家族にも連絡してないんだろ?心配掛けたくないとか言って。俺がいてやるよ。リハビリ終わって飯食ったらあとは暇だし」
緋山「怖くないの?」
緒方「怖いよ。こんな体になっても一応生きていたいとは思うしね」
緋山「じゃあどうしてよ?」
緒方「怖いだろうなって思うから。緋山先生は俺よりずっと怖いはずだ。だけどそうは言わない。針刺したのがかわいがってる後輩だから。不安な顔すればあいつが余計追い込まれる。でも、心の底じゃきっと誰かにそばにいてほしいと思ってるはずだ。だったら俺がいてやりたい。緋山先生が俺を勇気づけてくれたみたいに今度は少しでも俺が緋山先生の不安を和らげてやりたい」

涙を流す緋山。

緒方「その猫10年ぐらい飼ってんだけどもうわがままで気強くていつまでたっても全然言うこと聞かないんだよね」
緋山「はは。全然かわいくないね。えっ?もうこんな時間。じゃあ、そろそろ自分の病室に戻ってください」
緒方「そうだな。まっ女性一人の部屋で一晩過ごすのはまずいか」
緋山「何言ってんの」
緒方「よしじゃあ、あした晩飯食おう2人で」
緋山「えっ?」
緒方「昼には検査結果出んだろ?あした緋山先生は何もなかったって分かってで俺と一緒に飯を食う。どう?初デートだ」
緋山「デートじゃないからご飯行くだけだから」
緒方「夜の7時病院のコンビニで」
緋山「またコンビニ?」
緒方「絶対来いよ?」
緋山「分かった」
緒方「じゃあ」
緋山「うん」

病院の外。

冴島「大丈夫よね?」
冴島「こういうときでしょ?何か余計なこと言ってよ。
藤川「大丈夫ってすっごい優秀な男って意味なんだって」
冴島「ハァ…やっぱ余計だった。でもそれホント?」
藤川「分かんない。でも大丈夫だといい」
冴島「うん」

藍沢、白石、緋山。それぞれいろいろと思う。

 

朝。

(ノック)

緋山「えっ何?誰?白石!ちょっと何?人がいい気持ちで寝てたのに。まだ5時じゃん」
白石「大丈夫。緋山先生は必ずうちに帰ってくる。何の問題もなく」
緋山「何よいきなり。調子のいい励まし。部屋見つかったって言ったでしょ。問題なかったとしても帰るのは私一人の部屋。口うるさい大家がいるとこなんてこりごりです」
白石「はっ?」
緋山「それにさ部屋も散らからなくて済むしさよかったでしょ?」
白石「そうね。昨日は何週間かぶりに落ち着いて眠れたわ。とりあえず今夜はいくら片付けても一瞬で散らかす同居人はいないんだって」
緋山「はあ?」
白石「でも寂しかった。少し。結構寂しかった。昨日誰もいない家に帰って気付いた。部屋を貸して救われてたのは私の方だったんだって。この数週間つらいこともあった。正直私には責任が重過ぎるって感じる仕事も続いたし。そんなとき誰かに話を聞いてもらいたいって思う。その相手は緋山先生がいい。ごちゃごちゃまとまりのない私の話を緋山先生に聞いてもらいたい。まあ嫌かもしれないけど」
緋山「嫌じゃないけど。昨日は私が不安になって八つ当たりしただけ。でもありがとう。調子のいい励ましでもうれしい」

(すすり泣く声)

緋山「やめて…」
白石「大丈夫だからね」
緋山「うん…」

 

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コードブルー3・8話ネタバレ・慎一くんが急変

男性「ドクターヘリ要請です。新幕張駅前の総武デパートで50代男性が腹痛を訴えて倒れたそうです」
名取「おいヘリ戻るぞ。灰谷!」
灰谷「待ってやっぱりおかしい。エコーください。もう一度見ます」
名取「おい…」
灰谷「慎一君?ショックだ」

初寮室。

雪村「50代男性ショックです」
藍沢「大動脈瘤だ。ラプチャーしてる」
白石「先に開胸して遮断する。開胸セット用意して」
雪村「はい」

冴島「川田慎一君が急変しました。腹腔内出血です」
藤川「まずいな…。こっちAAAだしな」
白石「横峯さん冴島さんと行って」
横峯「はい。状況連絡させて」
灰谷「脾門部に仮性動脈瘤が見つかりました。これが破裂して出血してるんだと思います」
藍沢「こっちは今AAAの患者の初療で手が離せない。動脈塞栓術でいけるはずだ。放射線科にコンサルしろ」
灰谷「連絡しました。アンギオ室が空くまで1時間以上かかるそうです」
藍沢「輸血して待て。血管外科に引き渡したらすぐ行く」
灰谷「分かりました。とにかく待つしかない」
冴島「血圧73ショックです」
灰谷「再破裂…」
名取「まずいな…。急速輸液してください」
冴島「はい」
灰谷「出血増えてる」
名取「持って10分だぞ」
灰谷「藍沢先生、慎一君再破裂してショック状態です。誰か来てもらえませんか?」
藍沢「あと15分はかかる」
横峯「REBOA入れるのはどうかな」
灰谷「子供に?まだ12歳だよ」
横峯「一番細いカテでいけない?」
藍沢「悪くないやってみろ」
横峯「迷ってる時間はない」
名取「やるしかないか」
横峯「冴島さん7フレンチの大動脈遮断バルーン用意してください」
灰谷「そんな僕らだけじゃ無理だ」
横峯「今死ぬより良くない!?もう自分のせいで誰かが死ぬのは嫌なんでしょ!?」
灰谷「分かった」

横峯「拍動が触れない」
冴島「血圧下がってます。このままだとアレストに」
名取「俺にやらせてくれ。カットダウンしてみる。血管を露出させて直接穿刺する。メス下さい」
冴島「はい」

名取「よしインフレートしてくれ」
横峯「固定の準備する」
灰谷「10ccで入れてみる」
冴島「血圧100まで上がりました」

白石「どんな状況?」
灰谷「REBOAで遮断してから5分経過しています」
藍沢「ここで止血しよう。どこから出てる?脾臓を持ち上げてちゃんと見てみろ」
名取「出血は上方に限局してます」
藍沢「部分摘出でいく。子供だから脾臓は残せるだけ残す。白石もう少し引いてくれ」
白石「分かった」
藍沢「名取、脾臓の縫合はできるな?」
名取「はい」
藍沢「横峯、もう一方のプレジェットつけてくれ」
横峯「はい」
藍沢「灰谷そっち回って白石と代われ」
灰谷「はい」

無事に処置は終わった。

藍沢「どうだ?」
名取「安定してます」

藍沢「よくやった。灰谷は慎一君の痛みの原因を注意深く観察した。だから異変に迅速な対応ができた。横峯のREBOAの発想は患者が助かる可能性を見いだした。名取にはカットダウンのスキルがあった。REBOAの挿入に成功し俺たちが来るまで命をつなぐことができた」
藍沢「お前たちは全員動脈塞栓一つ満足にできない半人前だ。だが3人揃うことで12歳の子供の命を救った。お前たちが駄目だと言ってるんじゃない。救命はチームだと言ってるんだ」
冴島「今日はあの3人が頼もしく思えた。藍沢先生や緋山先生が救命に戻ってきたころの彼らとは大違い。緋山先生に見せてあげられなくて残念」
藍沢「緋山があいつらを見る機会なんてこれから先いくらでもある」
冴島「そうね」

藍沢が検体検査を確認している。

藍沢「ハァ…」

検査結果を見て微笑む藍沢。

緋山の感染なしの結果が。

名取「俺…」
緋山「気にしなくていい。何でもなかったんだから」
名取「でも…」
緋山「私がいた周産期医療センターに小児外科が併設されてるんだけど、そこの小児科医がこんなこと言ってた。子供はよくケガをするけどその分治りも早い。それは何度もケガをすることで痛みを知るためだって。それで他人の痛みも理解できるようになる。だから治るケガならたくさんした方がいいって」
緋山「あんたは駆け出しの医者。そしてこれは治るケガ。だから気にしなくていい」

すすり泣く名取。

名取「緋山先生が…。死ななくてよかった…」

もらい泣きする緋山。

緋山「ICUでフェローだけでREBOA入れたんだって?カットダウンして」
名取「はい…」
緋山「救命医デビューだね。おめでとう」

病院の外のバス停。

横峯「今日は帰るの?」
灰谷「うん」
横峯「夜通し薬のチェックするのはやめたんだ?」
灰谷「自分が不安でやってただけだから」
横峯「そっか」

灰谷の横に座る横峯。

横峯「悩んでるなら言ってよ。同期でしょ?前の病院にも同期はいたけど全然違う。前はただタメ口で話せたり面白いことあったら一緒に笑ったり」
灰谷「ここは?」
横峯「ここは何かほら…。同期!って感じ?」
灰谷「言い方の問題?」
横峯「違うよ。何かうまく言えないんだよ。つらいときは頼ってほしい。たまたま同じタイミングでここに来たってだけの関係だけど。現場での緊張とか何もできない歯がゆさとか同じように味わってる。名取先生だってそう。その気持ちが分かるのは私たちだけ。3人だけ」
灰谷「うん」

倉庫のベッドで寝ている白石。そこに藍沢が。

白石「わっ!おっ!何?藍沢先生いたの?」
藍沢「こっちのせりふだ」
白石「いや…今日はもうどっと疲れが…」
藍沢「心配性な人間は大変だな」
白石「ハァ…。何か落ち込むわ。何だかんだ藍沢先生の方が指導医に向いてるのかもね。口は悪いけど」
藍沢「人なんかしょせん育てられない。俺は灰谷を信じたわけじゃない。ただ周りがあれこれ言って萎縮させるより好きなようにやらせた方がいいと思っただけだ」
白石「何かあれば俺がどうにかしてやるからって?いつもハッとさせられるわ、あなたのやり方には」

CS室。

藤川「えっ?毒蛇にかまれた?」
冴島「亡くなったのはクサリヘビの一種にかまれたのが原因じゃないかって」
雪村「出血性でかまれると粘膜のあちこちから出血して死んじゃうんだそうです」
藤川「怖いね」
町田「でもうちのエリザベスはカワイイですよ。懐かれると首絞められちゃうから危ないんですけどね。フフ…」
藤川「じゃあ町田さんはヘリ担当じゃなくて蛇担当だ」
冴島「余計なこと言わない!」
藤川「はい…」

コンビニ前。

緒方「また来ねえよ…。7時って言ったのに…」

緋山「お待たせ。ねえちょっとだけ頑張れる?外で食べようよ。初デートでしょ?」
緒方「おう。行こっ」
緒方「ああ。何だよ。言ってくれたら俺だってもうちょっとまともな格好してきたのに」
緋山「ハハ。う〜ん…スタイルいいし意外といけてるかもね」
緒方「褒めんなよ。調子狂うだろ」

白石の自宅。

緋山「ただいま〜ただいま〜」
白石「おかえりおかえり。どこ行ってたの?着替えまでして」
緋山「教えな〜い」

たたんだ服をどけてソファに横になる。

白石「あっちょっと!せっかく片付けたのに…。引っ越しいつになったの?」
緋山「あ〜、あれ?やめた」
白石「何で?」
緋山「何か大家に引き留められちゃってさ。寂しいとか言っちゃって。何か私に話を聞いてもらいたいらしいんだよね。ビール持ってきてくれる?」
白石「は〜い」
緋山「フフ」

緋山のナレーション
「確かに医者には休日に一緒に買い物や旅行に行くような友達はいない」

緋山「んっ?奇麗になってる」

緋山のナレーション
「けれど…」

緋山「落ち着かない」

緋山のナレーション
「仲間はいる。決してなれ合いではなくかといって敵でもない」

緋山「早く持ってきてよ」
白石・緋山「乾杯」

緋山のナレーション
「長い年月と体験の共有。成功体験はもちろん、つらい体験、悲しい体験、恥ずかしい部分も含めてお互いをさらけ出す」

白石「おっすごいじゃん」
緋山「すごいでしょ」

緋山のナレーション
「そんな時間を経て初めて私たちは仲間になる」

白石「あっねえ?橘先生に聞いた」
緋山「んっ?」
白石「私のことをスタッフリーダーに推してくれたのは緋山先生だって」
緋山「あ〜、あれね。あのとき私周産期医療センターに行くつもりだったからさ」
白石「「えっ?」
緋山「そう。だから私に振られても困るなと思って」
白石「えっ!?

緋山のナレーション
「でもごくまれに時間を必要とせず仲間になれる相手もいる。生まれながらに通じ合える相手。そんな人間と出会えた人はとても幸運だと思う。だけどせっかく出会えたそんな相手と、ちょっとしたボタンの掛け違いで傷つけ合うことになってしまったら?」

新海「俺は思ったんだ。あんとき手術室に一人残って今俺が奏ちゃんの腫瘍を切ればお前を出し抜けるんじゃないかって。思ったときには手が動いてた」
藍沢「医者も人間だ。功名心はある。お前の行動は理解できる」
新海「お前よりうまくやれる自信もあった。実際うまくやった」
藍沢「ああ。だが、その俺たちのレースに14歳の少女が巻き込まれた」
新海「許されることじゃないな」
藍沢「あの晩、俺たちはチームじゃなかった」

緋山のナレーション
「運命は残酷だ」

 

コードブルー3のネタバレはこちら!

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