ここでは「CRISIS 5話」のストーリーの解説をしています。
「CRISIS 5話」は少し話が複雑だったので解説をしてみたいと思います。
キーワードは「利用された稲見」「潜入捜査をした仁愛工業とはどんな暴力団なのか」です。
「CRISIS 5話」解説前にあらすじを紹介
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ドラマ【CRISIS（クライシス）のあらすじからネタバレと感想】4話の感想追加！…https://t.co/rutLvIwJ03 pic.twitter.com/dChKLuQcHE— ピエロマン@フォレストラバー (@fore_lover) 2017年5月2日
今回の任務は政治家を恐喝しているとされる仁愛工業の証拠集め。
そのために潜入捜査を命じられたのが稲見。
暴行罪を装って留置場にはいってきた稲見。
そこには仁愛興行の組員・沢田（杉本哲太）がいた。
中澤という名前で沢田に近づいた稲見。見事に沢田に気に入られる。
中澤は沢田に職を紹介してほしいと頼み、沢田は仁愛工業に入ることを勧める。
そして仁愛工業の幹部との面接をクリアし、組員になることに成功する。
潜入捜査をはじめた稲見だが、仁愛工業が政治家を恐喝するような狡猾な暴力団とは思えないと感じるようになる。
そして自分が人を騙していることに罪悪感を感じるようになったとを田丸に話す稲見。
田丸も潜入捜査を経験したことがあり、その経験を話す。
仁愛工業が近々でかい取引があるという情報をキャッチした稲見が吉永に連絡。
ところが上は逮捕できる絶好のチャンスにも関わらず見送ることに。
吉永たち特捜班は稲見のバックアップのため、取引現場へ。
しかし、現場に行く途中に邪魔が入ってしまう。
取引は無事終了すると思った矢先、2人の男が銃を乱射して取引現場の全員を撃ち殺してしまう。
沢田はギリギリのところで銃を回避、2人の男を倒すことに成功する。
現場に到着した特捜班メンバー。
呆然とする稲見が銃を持ちどこかに向かおうとする。
それを力づくでとめる田丸。稲見はようやく正気を取り戻す。
神谷（石黒賢）は鍛冶（長塚京三）に呼び出される。
今回の事件の黒幕の神谷。鍛冶は仁愛工業を潰した理由を問う。
神谷はフィクションという前置きをしつつ、今回の出来事の理由を説明。
2人が別れた後、稲見は鍛冶と対面。
今回の出来事で不信感を持った稲見は、この先も特捜班として任務を続けるか悩んでいた。
「もし権力に逆らったら、殺しますか？」
稲見は鍛冶にそう質問し、別れた。
「CRISIS 5話」解説 仁愛工業とは
『CRISIS』小栗旬、第5話で杉本哲太との共演に「面白い関係性になっている」 #CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 #小栗旬 https://t.co/w2w4SokT4r pic.twitter.com/tx601lAbdt
— クランクイン！ (@crank_in_net) 2017年5月9日
沢田が所属する仁愛工業は、政治献金のからくりを巧みに利用して政治家たちを恐喝している疑いがあるとされ、今回の潜入捜査が命じられたのですが、仁愛工業とはどんな暴力団なのでしょうか。
ある大企業が政治家とのパイプを作るため裏金作りで薬の密輸をすることになった。
密輸を成功した企業だが、直接売買をするわけにはいかない。
そこで仲卸として選ばれたのが仁愛工業だった…。
つまり、仁愛工業はただの仲卸だったわけです。
ところが沢田が中澤（稲見）に話したように、もっと大きな金を求めるようになった仁愛工業は他の取引にも手を出そうとしてしまいます。
もし、仁愛工業が捕まれば捕まると芋づる式で密輸がバレてしまう…、そう思った神谷（大企業）は暴力団の抗争をよそおって仁愛工業を潰させた、というのが今回の背景です。
つまり、仁愛工業が欲を出して、もっとお金を求めたことが悪かった…というふうに見えますが、沢田が中澤に話した「下のものが上に上がるには、上からぶんどるしかない」という言葉からすれば、当然のことだったようにも見えます。
仁愛工業は政治家を恐喝しているという話でしたが、実はそうでなかったんです。
他の取引にも手を出す→捕まったときに情報がバレてしまう→恐喝されていると同じ
結局、仁愛工業は必要なくなったから潰されてしまった、というのが今回の話です。
「CRISIS 5話」解説 利用された稲見
潜入捜査をしていた稲見は最後の2人の男が銃を乱射した場面で、命を奪われる危険性がありました。
とっさに柱の陰に隠れてしのいだから命は助かったものの、ひょっとしたら仁愛工業のメンバーとともに撃たれた可能性があったかもしれません。
これに関しては鍛冶も利用されたと神谷に話しました。
神谷はこれは「貸しだ」と言っていましたが、人の命を奪われたかもしれないようなことをしておいて、貸しだでは納得できないでしょう。
利用された稲見も今回のことで、鍛冶や国家について不信感を持つようになります。
4話で有馬教授が言っていた「国家を信用するな」という出来事が稲見にも起きてしまったということです。
利用した神谷は結果的に痛い目を見ることになりますが、利用された稲見の国家に対する不信感は晴れることはないでしょう。
今後稲見はどう行動していくのでしょうか。
まとめ
「CRISIS 5話」を「利用された稲見」と「仁愛工業とは」をキーワードに解説しました。
仁愛工業の恐喝の証拠集めを理由に潜入捜査をさせ、情報を得たら証拠が残らないように始末してしまう、という国家（権力）のやり方は行き過ぎたように思います。
利用された稲見は今後権力に対してどう行動していくのか。
鍛冶の本当の目的は何のでしょうか。
今後の展開が気になりますね。
